もうひとつ、日経から:動かないコンピュータ

今日のITProでは、谷島宣之=日経ビズテック編集委員のコラム、「『見えないもの』と格闘する方法」という記事は面白いですよ。


この谷島氏は「動かないコンピュータ」(こんなに前の記事もただで読めるように残している日経はエライ!)というシリーズを「日経コンピュータ」に書いていた人で、その関連で幾つかのコラムをこのサイトにも掲載している。ちなみに、続がこちら続々がこちらです。(「谷島宣之の情識」はこちら)


つまり、コンピュータシステムを作る上で、何が障害になっていくか、というような特集であり、発注企業と受注会社の双方のいろいろな問題で、結構何年もかけて億単位の金をかけて、結局「動かないコンピュータ」は多いのだそうです。そうした失敗例から何を学ぶか、という記事です。会社実名でばしばし失敗を聞き取って原因を追及していくという、ジャーナリズムを学ぶ上でもなかなかチャレンジのある特集でした。(そう簡単に自分の会社の失敗例なんて明かしてくれない)


宗教団体も何がまずいか、を内外から語ってもらわなければならないと思います。一般人の意見を聞くのも必要だし、多分「動かない教団」という内部暴露記事は、本当は一番お互いに参考になるんだろうと思います。


さて、「見えないもの」・・の方ですが、コンピュータシステムを作る上で、「プロジェクトマネージメント=PM」のためのいろいろな技法は発達しているのらしく、そういうものって、教団経営にも参考になるんじゃないかと思うのです。こちらも成果物は目に見えないものですし、たくさんのプレーヤーたちが、ほとんど非有機的に(つまり、自分勝手に)働いている、という意味で、評価しようと思うと何かの手法を取り入れる必要ありかと思います。


このPMの手法、小教区に関する記事を準備するために、とても興味があります。どなたか信者さんでPMの専門家がいますかね? 誰か、ただで(晩ご飯くらいで)教えてくれる人がいるといいのですが・・・


<以上のような組織論は非常に男性的発想ということは自覚しつつ・・・>