キレる部下の話

日経ITプロの、「ITエンジニアのココロとカラダの相談室」で「キレやすい部下を情緒的にサポートする」[2005/02/02]（無料登録すれば読めます）で、キレるエンジニアの部下についての相談が載っています。

冬の椿です

Ｑ：入社2年目の田中が，私が注意するといきなり電話機を放り投げ，緊張で震え始めました。その後も「僕を馬鹿にしている。辞めさせようとしている」とブツブツ呟いています。田中は根は真面目で責任感も強いのですが…。今後どう接したらいいでしょう。　（42歳，男，SE）

なかなか、ドキドキするような状況です。答えは、じっくり部下と話し合う、反論せずに受け止める、というようなものなのですが、それに加えて次のようにも書いています。

　一方，田中さんが会社に来なくなったり，来たとしてもワケの分からないことをブツブツ言ったり，カラ笑いや妄想のような言動がある場合には，病院やクリニックの精神科を受診させる必要があります。これだけの情報ではなんとも言えませんが，精神障害が原因でかんしゃくが起こることもあるのです。

この部分が日本の会社は弱いような気がします。「精神病院に行く」ということを、否定的にとりすぎてしまい、そんなひどいことをさせられない、というように会社側も、本人も思ってしまうんじゃないでしょうかね。精神科の病気も早期発見早期治療の方がよくなると思います。周りの人を見ていても、要治療な領域に近い人がいるような気がしても、会社はなかなか動かないですね。Ｑのケースも、即受診じゃないでしょうか。面談を続けるのは上司にとって負担過ぎると思うんですが。