受験狂想曲的寸的嘆息
子どもが成績がよくても安心しない方がいいですよ、というお話。第15回子どもの成績が良いことのリスク、高橋希代子(日経BP Safety Japan、8月3日公開)
実際に自分の子どもの成績が芳しくない場合、負け惜しみに聞こえなくもないけれど、実際ここで書かれている「プライドばかり高くなって生活力のない」状態で成人してしまうと、親に依存しなければ生活が成り立たない人生になってしまう。
子育ての最終目標は、我が子を自立させること。読み書き計算ができれば、次は自分の力で収入を得る。いわゆる「稼ぐ力」を身に付けさせ、収入に見合う生活がでるように仕向けなければならない。
そのためには、学校の勉強だけでは足りないものがある。お金に関する知識も不可欠だし、社会のルールや実社会で生き抜く術を、親と子で一緒に学んだり考える必要があると思う。
社会とうまくかかわるには人間関係が大切。そして、他人とうまく付き合うにはコミュニケーション能力が欠かせない。まずは家族や友人とのコミュニケーションがきちんととれているかという点も大きなポイントになりそうだ。
どれも当たり前のことなのだけれど、受験狂想曲の中にいると結構文字通り、「学校でも塾でも教えてくれない」生活力が身につかないまま、プライドばかり育ってきたオトナ、確かにいるなぁ、と身の回りを見回しても確かにいるなぁ・・・