素粒子化し始めた我が家族

あまり(というか、全く)日記的な内容は書く気がないのですが、今日たまたま時間が空いて、思ったことをノートにつけたのでアップしときます・・・


むかし、誰かが「もはや核家族の時代ではない、夫婦も子どもたちも、てんでバラバラに生活をする素粒子家族となっている」と言っていた。我が家族、小学4年と1年の子ども、フルタイムで働いている奥さん、サラリーマンのわたしの4人。これまでは、何となくそれでも一緒にやってきて、全員一緒とは言わないが、少なくとも幼稚園の下の子は上の子にくっついてどこかに行っていたり、そういう感じだったかなぁ(会社に行っているわたしとしては、そんな感じ、でしか現実を理解していないわけだが)。2004年のこの春、めでたく下の子も小学校に入り、4年生の上の子の塾通いが本格化し、はたまた、奥さんがついにボーナスが出るフルタイム採用となったことで、ちょっと、それぞれが点と化した感じがするわけだなぁ。


本日はわたしは代休で家に。上の子を午後、塾に送りだしたあと、携帯で「無事ついたよ」の連絡を受ける。夕方になって下の子をお稽古ごとに連れて街に出る。子どもを置いて、わたしは図書館に入り、この原稿を打っている。奥さんは学期が始まったばかりなので忙しい。6時過ぎには学校を出られそう、と昼前に連絡があった。上の子は今頃塾でがんばっていることだろう。下の子といえば、友だちと一緒に楽しくやっているだろう。かくいうわたしも、締切に追われ、来週の準備など、待ち時間をうまく活用しないと寝れなくなる。奥さんも、朝早くから大変だ。


ちょっと、点でバラバラになったけど、家族はこうして発展形を示していくものだろう。親はやはり子どもから自立して行くべく、日一日と準備していくはずのものだと、改めて確認する春の穏やかな夕暮れである。一人で大丈夫、と言う上の子も、お稽古を見に来てとねだる下の子も、微妙に誇らしい。夫婦はどこへ行くのか?やはり自立していくのだろうか、うちの夫婦は?