これ何て名前でしょ？

ご存じですか？　スペイン語でトリプティコ、英語でトリプティックといって、辞書によると日本語でもそう呼ぶことがあるようです。要は、3対になって、2枚の絵が扉になっている聖画やレリーフで、持ち運んでお祈りに使うようなものです。図柄はイエス、マリア、ヨゼフの聖家族や、真ん中がイエスでその両脇を天使が支えるようなものなど、いろいろだそうです。


ここにある写真は我が家にあるもので、アルゼンチンのアルガロボという木でできていて、あちらの先住民族の工芸品です。十字架上のイエスの両脇で二人の天使が祈っています。

そういえば、「フランダースの犬」で、ネロとパトラッシュは、最後、アントワープのカテドラルにあるルーベンスの「十字架か降ろされるイエス」の絵の下で死ぬのですが、あれも3幅対になって，この有名なルーベンスの絵に両開きの扉絵がついていたと思います。あれもトリプティックと呼ばれるのでしょうかね？