今日の朝日の夕刊

quelo42004-07-10

脳性麻痺の作家、松兼功さんの『この子がいる、しあわせ わが子の障害を抱きしめて』という本に出てくる、障害者をもつ、4人のお母さんたちのことがかかれていました。「窓 論説委員室から」という2面のコラムに載っています。(インターネットでは見られないようです)「生きづらさから逃げないで暮らす4人」を紹介し、かつ、それを「『すてきだ』という松兼さんに共感した」と話しています。


こういう、知る人ぞ知る、ですが、長年のキャリアと人脈でごく短いコラムながら、重厚に人の人生を切り取って訴えかけるものが書けるような実力を身につけられたらと思いますね。


ぱっと思いついて、わっと話を聞いて、ざぁっと書いていく記事が多いなぁ、といつも思っていて、なんというか、横浜元町の喜久家のドライフルーツケーキのように、じっくり焼いて長時間ラム酒につけたちょっとヘビーなくらいのケーキのように、ほんの一口食べるだけでも噛みごたえがあるくらいの、しかし甘さとアルコールもぴりっと効いた、重厚ケーキのような文書が書けるようになりたいものです。ま、100年早い、といわれるだけでしょうが。