ニュース情報の初出から普及プロセス・・・

多くの場合、Yahooがどこを買収しようが、Googleがどういうサービスを始めようが、日常生活には関係ないわけですが、渡辺さんのブログで紹介される、メディアとネットの関係の話は、ニュースがどう届いていくかの話なので、“もろに”関わる話になります。



今回、[渡辺聡・情報化社会の航海図]Yahoo、Google、Blog、RSS後の世の中に出てくる話は、ブログが盛んになることで、ニュースの伝わり方が変わる、という話です。


最近は、サイトが更新されたりブログが書かれると、RSS(Rich Site Summary、RSSが何かを知りたい方は、e-Wordsへ)という情報が飛んで、いろんな人が書くサイトやブログの更新情報が統一的な方法で効率的に把握できるようになっています。


したがって、ニュースが出た途端にRSSを受け取った人たちがそれについてブログを書き、書かれたブログからもRSSが飛んで、さらに広い人たちがそのニュースを知って反応していく、という流れができるわけです。ここら辺を次のように解説しています。


ニュース情報の初出から普及プロセスはネットワーク上の主にBlogで引用され、RSSが吐かれることで読者の目に届いていく。Blog経由の場合、多くはコメント付きなため、一次情報+評価情報がセットとなる。その後、時間の経過とともに”Tail”の部分でトピックの議論は深められる。・・・時間軸を意識してもう一度捉えなおすと、ニュースが出現してから、「これはやり取りをして意見交換してみる価値がある」というトピックが自然淘汰されて生き残っていくプロセスとなる。ぐいっと引き伸ばすと世論の形成にも繋がって行きそうな話となる。
特徴的なのは、“誰が書く何を読むか”、の選択権が完全に読者の側に移ってしまいます。紙の媒体でもそれは同じ、といわれるかもしれませんが、ネット上のスピードと処理される量がまったく違うと思われます。


さらに惹かれるのは、上にある、「世論の形成にも繋がって行きそう」というところですね。いいニュースを配信していくことで、教会内の世論を高めていくことができると思います。この前提は、新聞を読んでいる人とネットの前に(中に?!)いる人は多分違う層だろうというguessです。


若い人とのコミュニケーションが新聞の一つのイシューでありますが、サイトを利用してどう彼らに近づいていくか、ビジネスモデルも含めてこの点について、早急に検討を進めていきたいという思いはますます深くなります。