世代論として・・三木谷さんと堀江さん

なんでも「世代論」に帰結させない、というのが、合理的に物事を考察して、論を張ろうとする人たちの紳士協定のようなところがあるのですが、[梅田望夫・英語で読むITトレンド]ゲーマー世代の若者といかに付き合うかは、やっぱり面白く、なるほどそうかもしれない、と思わせられるものですよ。



前にも書きましたが、梅田氏は、PC世代とネット世代、というふうに何かこの間には違いが生まれている、と感じていてそう書いています。その中でsomeoさんのブログのエントリーを引用して、今回のライブドア楽天に対する、エスタブリッシュメントの人たちによる受け取られ方の違い(と私は思うのですが)がやはりこの世代の違いにあるのでは、という話を紹介しています。


「 三木谷は38才。堀江は31才。Mosaicがネットで公開された1993年に二人は27才と20才。日本興業銀行の行員と学生と二人のおかれていた立場はずいぶんと異なる。



 つまり私の中で、概ねネット世代かそうでないかは1993〜1994年時点で20〜24才であったかそれ以上であったかということで判断される。つまり分水嶺は1969〜1974年生まれ、今年30〜35才ということになる。」

今回のエントリーでは進んで、ゲーマー世代(やはり1970年生まれ以降くらいを指している)とその前の(ベイビー)ブーマー世代の違いを解説した話を紹介しています(詳しく知りたい方は実際に読んでみてください)。「世界をどう認識するか、つまり、どうチャレンジに立ち向かい、どうリスクを評価し、どう他者をマネージしようとするか」について、その若い世代がどう異なった対応をするか、解説されています。



この解説の当否は兎も角、「たかが世代論であるが、されど世代論」と梅田氏が書いているとおり、“あいつのやることは訳が分からないから一緒にやりたくない”、という気持ちが皆さんに(多分私にも)起きるのは確かで、その違いに規則性があるのなら、それを知ってよりうまくやった方が楽しいかな、と思います。



教会の中にも堀江さんみたいな人が出てくると面白いのに、と思いますが、いるんですかね? 僕が知らないだけでしょうかね? 期待しちゃいますね。