私の「びっくりする」出会い

どうしてこの話を思い出したかというと、昨日、子どものちょっとした病気のことでいろいろインターネットを検索していたら、出てきたんです、大学時代、日仏学院で一緒のクラスで勉強した、小児科医の人が。ちょうど同じような症例がでていて、そのアドバイスをした人がNさん、「ん?」と思ってみてみると、写真付き!「間違いない!」20年ぶりにお顔を見ました。

で、その20年前にどこであったかというと、サンミッシェル大通りの坂の上、カルチェラタンの横断歩道のとこ、大学時代にフランス語の夏期講習でフランスに行っているときに、たまたま週末パリに出かけたら、横断歩道の向こうからNさんが歩いてきたのです。「あっ!!!!」、です。

彼とはその2年前くらいのクラスが一緒でしたので、いつか留学する話は知っていましたが、すでに彼がパリに来ていることも知らなかったし、もちろん私が語学学校に行っているのを彼は知らなかった。私はトゥールにいたので、パリはあまり歩いていない、しかも広いパリの中で、横断歩道の向こうとこっちに立つとは・・・。

彼のアパートに行って、いよいよ彼の留学が始まったこと、小児科はフランスが進んでいること、夏休みのパリの不動産屋は一切閉まっていて、9月にならないと新居を見つけられないこと、そのあと家族を呼び寄せること、など、わいわい話してワインを飲んで、夜遅くにメトロも終わっちゃって、歩いてホテルに帰ったものです。


もう一つ、ソウルで会議があったときに、メキシコから来ていた経済学者が、私がアルゼンチンで一緒に働いていたシスターと友だちだったことが分かって、「!!!」だったことがあります。結構地球何周かまわっちゃってる感じ。


何と言うんでしょうねぇ、こういう波長のようなものを、私結構信じますね。そういう「呼び合う仲」の小さな出会いを大事にしたいなぁ、と思います。