3拍子の魅力

quelo42005-04-01



3拍子は不思議な魅力があります。やっぱり、4拍子の安定感がなく、微妙は不安定さが、壊れやすさやカタルシスを表現しているような。子どもがピアノをやっていても、3拍子の曲って、こなすのに何だか時間かかるんですね。


シューベルトの「未完成」が何で“未完成”に終わったかに諸説あるようですが、第1楽章と第2楽章が3拍子になっちゃって、これでスケルッツオも普通3拍子だけど、第3楽章も3拍子にするわけにもいかずそこで止めちゃったんじゃないか、という説があります。そんな「不安定交響曲」は、シューベルトも“ちょっと耐えられない”と思ったのかもしれません。


で、今、気になる3拍子の曲。みんなの歌でやっていたんですが、去年の秋と、今年の2,3月にNHK「みんなの歌」(参照、「みんなのうた缶」)でやっていた、諫山実生(いさやまみお)さんの、月のワルツ(試聴はコチラ)は、いいですよ。2005年1月26日RELEASEの4thアルバム『恋愛組曲〜ONE AND ONLY STORY〜』に入っています。


やっぱり、神秘的で、不安定なfragileさが魅力です。諫山さんの声、ちょっと久保田早紀を思い出させます。