教皇ベネディクト16世決定!

quelo42005-04-20



「超保守的」と朝日の書く、ラッツィンガー師は独特の路線だと思いますので、「今回の教皇は正直、参ったなぁ」と思っている人、けっこういるんじゃないでしょうか。


レオナルド・ボフは「枢機卿の選択は受け入れるが、私が教皇を愛すのは困難」といったそうです。英訳では「好きになるのは」程度ですが、スペイン語訳では「愛する」という言葉を使っています。多分ポル語でもそうでしょう。単なる好き嫌いというよりは、教皇として愛する、ことはできないというちょっと深い意味での失望だと思います。

Liberation theologian Leonardo Boff, a former student of Ratzinger, said in Rio de Janeiro that the new pope will have a hard time making friends in Latin America.


“As a Christian I accept and respect the decision, the fruit of the choice of the cardinals. But it will be difficult to like this pope, because of his positions on the church and on the world,” Boff told the Estado news agency.


New pope likely to pursue John Paul II’s conservative line (AFP) Khaleej Times Online 20 April 2005

もし万が一謁見するような事態に陥ったらちょっと困りますよねぇ。教皇の前で非礼はできないし、かといって彼と握手するのもいかがなものかと・・・Give me a break... ぐらいは言いそうだなぁ、と思います。


やっぱりJPIIの時代は長すぎた。だから枢機卿も総入れ替えになっちゃって、ラッツィンガーが選ばれるようなシフトになったわけですよね。南米勢もアフリカ勢もコンサバでしょ。インドチームも。


短命で終わる、という下馬評も希望的観測だと思います。同じく短命と思われていて、思いの外頑張ってCVIIをやったヨハネ23世の逆になるんじゃないかと心配です。10年くらい元気で頑張って、公会議召集して、まったく逆方向に走り出したりしないといいんですが・・・。