上に立つ人の資質

私の好きな、『日経情報ストラテジー』からですが、日経ITProで、◆記者の眼◆現場リーダーに求められる6つの「力」、という記事が出ています。同誌12月号で、「総力特集『日本の現場力』を担当した。この特集で，キヤノン，全日空，アスクル，コカ・コーラナショナルビバレッジ，永谷園，松屋の6社を取材し，各社の現場改革を推進している6人の現場リーダーに密着した」ということです。

お偉い人の格言でなく、記者が実際に現場で、しかも役員などでなく現場リーダーの様子を見てエッセンスをまとめたというのは、なかなかいい取材です。さて、その6つの力とは、

(1)部下に光を当てる（照明力）
(2)現場の目線に立つ（投影力）
(3)社内の常識を否定（異質力）
(4)常に変わらぬ信念（一貫力）
(5)自分で聞いて回る（歩行力）
(6)演じる場を与える（舞台力）

だそうです。職場が変わるための条件なので、「現場性」とでもいいましょうか、いかに現場の現実とそこにいる人に関われるかが勝負のようです。ご興味のある方は、是非本文をどうぞ。

そういえば、先日ある都内の私立校の校長先生の話を聞く機会がありました。イデオロギーは保守的ですが、いかにも商売人、という感じで、ある意味、もっとお品のいい校長先生はいると思いますが、その元気の良さは多分現場に緊張感を生んでいい方向に回ってんじゃないかと思いました。皆さんの上司はどうですか？　髪の毛がなくて「照明力」ってのもねぇ。