小泉首相が年頭会見で中韓を再び刺激した理由

quelo42006-02-16



論座2月号について、立花隆がその「効果」について解説しています。nikkeibp.jp 02/16 夕刊 ●立花隆:朝日・読売の論説トップが批判 小泉靖国外交の危険な中身(写真は3月号、出たなホリエモン!)

 1月10日ごろだったと思うが、ある自民党の有力者から電話をもらった。朝日新聞から出版されている、論壇誌に「論座」という雑誌があるが、その2 月号をぜひ読みなさいという。その雑誌に出ている、「靖国を語る 外交を語る」というタイトルの、朝日新聞論説主幹・若宮啓文と読売新聞主筆渡辺恒雄ナベツネと俗称される読売グループ会長)の対談が、いま政界に大変なショックを与えており、これを読まずしては、これからの日本の政界の動きがまるでわからないことになるだろうという。

これちょっと面白いですよ。筑紫哲也News23でも対談してましたが、ナベツネさんは戦争責任・靖国問題について朝日とまったく同じ論調をとっているんです。


私たちから見るとナベツネ、転向か、と思われるものの、どうも彼は元もと戦争問題については先の戦争については非常に批判的だったようです。そして、この読売・朝日が声をそろえて小泉批判を行ったことが、首相の逆鱗に触れたらしい。しかもそれは、政界、マスコミの反小泉の流れを決定づけたらしい。最後の部分は、立花隆の一つの観測でしょうから、あってるかどうか? ただこと靖国問題については、追悼施設建設と小泉後継者選びに関して、一つの流れとなるように期待します。「小泉首相のばかげた意地のために、種々の国益が損なわれている」というところに、多くの政治家や一般人も、溜飲を下げているのではないでしょうか。