感謝されて断る技術、なのだそうです


組織にとって、目標設定の一義性を思い出させる記事です。(「記者のつぶやき:仕事を片付けるための人間関係の“技術”」(高橋 信頼=ITpro) 2006/07/14
これは、芦屋広太『仕事を成功させる[芦屋式]コミュニケーション5つの技術』という新刊がネタ本になっている記事です。

「[芦屋式]コミュニケーション5つの技術」には「人を動かす技術」,「うまく断る技術」,「うまく説得する技術」,「部下を育てる技術」,「説得力のある文書の技術」という5つの技術が取り上げられている。特に興味深かったのは「うまく断る技術」だ。

そうです。まあ、ありがちなハウツー本ですが、ちょっと初心に戻らされる記述があります。

 断ることが目的ではないと芦屋氏は言う。本来やるべき仕事により多くのリソースを振り向け,成果を高めるため断るのだと。
 そのほかの「人を動かす技術」,「うまく断る技術」,「うまく説得する技術」,「部下を育てる技術」,「説得力のある文書の技術」,いずれについても,「うまく断る技術」と同じように本来の目的を実現するための適切な行動と,それを具体的なシチュエーションに落とし込んだケーススタディが書かれている。

というわけで、「何のために」をまずチームで明確化して始めれば、少々の混乱や障害は乗り越えられますね。それがないと、何だかフラストレーションばかりがたまっていくように思います。