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先日、縁あって、在外のフリーのライターの方とメールをやりとりする機会がありました。
テーマは、北朝鮮のミサイル発射に端を発した、東アジア各国と日本の関係についてですが、その最後に、取材者として、「『分からないんだよ』『知らないんだよ』から始めること」の大事さと、各国の「『日常』を伝えずに『異常』事態だけを伝える」問題点を指摘していました。ほんとにそうだなぁと納得。

日本にだけいると、日本にいる感覚や空気だけで考えがちですが、「外から見ていると違う」ということをあえて意識していないと読み誤ること多々、ということを思い出させてくれました。私もアルゼンチンにいた時には、地球は逆立ちして見えてましたから。
傲慢にならず、丁寧に普段の生活を伝えることで、ハリネズミのようにケンケンに針を立てて、相手のいうことなぞまったく聞く気のない硬直したナショナリズムに、またはそれに影響されがちな一般人に、訴える役割が私たちにはあります。