目標設定が、やっぱり大事なんだなぁ

quelo42006-10-18



よく、大きな夢を持って、それにいたるプロセスを小分けにして目標設定して実現させていこう、というビジネス指南書なんかがありますが、これもちょっとその系統、自己啓発系でもあります。「『ゴールを決める』効用」NBOnline2006年10月18日 水曜日、大橋 悦夫,佐々木正悟

 職業でも、仕事の種類でも、「自分に向いている」あるいは「向いていない」と判断する上では、まずは目指すべきゴールを決めておくことが必要です。
 アインシュタインは「私は何カ月も何年も考える。100回中99回は間違えるが、100回中1回は私が正しい」という言葉を残しています。


 新しい職業や仕事に取りかかる時、人はそこに何らかの期待を抱くものですが、現実はなかなか期待通りにいかないものです。とは言え、1度や2度のチャレンジでうまくいかなかったとしても、「まだ回数が浅いから結果が出ないだけである」と捉えて、やり方を変えながら試み続けることで、考えていただけでは見えていなかったようなヒントが得られることがあります。
 そのためには、アインシュタインのように100回も繰り返すのは現実的ではないかもしれませんが、諦めてしまう前にその十分の一の10通りのやり方を思いつくことを自分に課してみるのです。(大橋 悦夫)

まずは目標を設定して、それに向かって10通り方法を考える過程で、意外な気づきがあるようです。


この背景説明が面白い。「記憶を司る機能を失うと、過去を失うだけではすみません。未来も失ってしまいます。」のだそうです。

仕事の帰りにコンビニでロールパンを買う、というのは未来のことです。しかし、これを実現するのは、「展望記憶」という未来の行動に影響を及ぼすための、記憶力なのです。


 私たちは、現在を中心として、一端に過去を、反対側に未来を置きます。このように、時間を直線的なイメージに変換する上で必要なのは記憶力です。記憶力がなくなれば、私たちは「現在」だけに生きなければならなくなります。
 その規模に個人差はあっても、ゴールとは遠い未来を指すでしょう。遠い未来のことを実際に実現するには、強い記憶力が必要です。あまりに困難な実現目標は「あきらめてしまう」とよく言われます。ゴールのことをあきらめるということは、ゴールを忘れ去ってしまうということです。(佐々木正悟

将来に目標設定するためには、それを常に『強い記憶力』をもつ必要がある、という問題設定は、何とも新鮮です。・・・当たり前か???