依存症のお話

AAやダルクなど、取材でアルコール依存、薬物依存者やその家族とかかわることもありますし、私の家族も、これと無関係ではありません。依存症のメカニズムを、数少ないキーワードを入れて書いてある記事がありました。（「シリーズ依存症＜第５回＞性依存症」2006年11月28日　火曜日日経ビジネス アソシエ）

「否認の病気」、「イネイブリング」、ストレス社会、依存することで精神のバランス、といった言葉が並びます。みんな、結構すれすれのところでバランスとってたりするんですよねぇ。

薬物や痴漢は完全に犯罪だが、何かに依存することで精神のバランスを取ろうとして深みにハマる点においては、合法である酒やタバコも構造は同じだ。「植草事件」をただ興味本位に見るのではなく、自分や同僚のストレス、その解消法に問題はないか、見直すきっかけにしたい。
【お話をうかがった先生】齊藤章佳先生、新大塚榎本クリニック（東京都豊島区）精神保健福祉士