日経に載ってる「恋バナ」
なぜか日経に、結婚詐欺のような状況に遭って、すっからかんになった女性の恋愛悲劇とそのリカバリー話が載っています(長目飛耳「恋におちたビューティーアドバイザー」NikkeiBP 2007年7月20日)。
最後はこんな風に、ちょっとシリアスに悲しく終わります。
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美和は35歳になっていた。
彼女はまだデパートの化粧品売り場でビューティーアドバイザーを続けている。客の相談にのり、メイク指導を施す仕事だ。彼女が自分自身に施すメイクもまた、化粧の手本になる。
彼女が不動産を差し押さえられたことを、職場の同僚は誰も知らない。メイクを落としたとき、彼女の素顔に悲しみの色がにじんでいることも。
それでも、彼女は微笑みを忘れず客と接している。
でも後日談で、この美和さんはどうやら、ほんとに信頼できる人と出会っているようです。不幸は不幸、でも、夜明けの来ない闇夜はない、というやつですね。「美和」は仮名ですけど、日経に載った、淡々と語られる実話なので、妙に迫力あります。