元カトリックの自爆テロリスト女性

quelo42005-12-06



NYタイムズの6日の記事、Raised as Catholic in Belgium, She Died as a Muslim Bomber(カトリックとしてベルギーで育ち、ムスリムの自爆テロリストとして死す)によると、ベルギー人の38才の女性、ムリエル・デゴーグが初のヨーロッパ人自爆テロリストとして、イラクのバクバという街で自爆テロをし米基地で多くの犠牲者を出したと言うことです。


記事の要点として、ヨーロッパ人による自爆テロ、に衝撃を受け、さらに防衛することが困難になるかもしれないという視点で書かれています。まあ、遺体などは米軍が保管していて、ベルギー警察にも渡されないそうなので、何がどこまで本当か・・・という面もあるかもしれませんが。


個人的に感じるのは、女性は変化の可能性が大きい、ということ。男性でもムスリムに変わる日本人がいるかもしれないけれど、やっぱり女性の方が国際結婚を通じて、全く違う世界(宗教であれ、文化であれ)に転換する体験をする確率が、かなり高いんじゃないでしょうか。私自身がムスリムになることを想像できないですからね。彼女自身、家族のことですさんだり、離婚したりといった荒れた生活のあと、アルジェリア人の夫と出会ったことで、生活は整い自覚と安定を取り戻し、敬虔なムスリムとなったようです。しかしそうした信仰生活は、夫とともに爆死するという運命で結末となってしまいました。


それでよかったのかな。死を賭して護るものとは、いったい何なんだろう?