ブログの発展形または当座の落ち着き先

quelo42005-12-12



CNET Japan【渡辺聡・情報化社会の航海図】2005年12月07日 13:40 「ブログがちゃんと身入りになっていくということをもっと言わないといけない。」


「Blogを書いているとどうなるのか、最近すっきりした言葉でまとめて言えるようになってきた」という渡辺さんの「ブログ観」を読んで、なるほどそういうのあるなぁ、と思っています。

Blogはアフィリエイトのツールか。CGMSEOのツールか。キャリアアップや転職のツールか、本になることがゴールでありステータスか。アクセスアップが幸せへの道か。
これらは、書店でBlogに関連した本を並べてみると良く出てくるフレーズである。
それぞれ関係しているのは間違いない。とはいえ、Blogを書いているとこうなりますよ、という説明としては表面的なところがある。本格普及が始まって丸二年、書いている方もISPや独立事業者としてサービス提供している方も周辺サービスの方も大勢目にしてきた。
じっと考えを整理してみたがやはり、

・blogはどこまでもPersonalであることで、ある段階を超えると色んなことがものすごく楽になっていくということ。
・blogはnatural bornが促進される装置であるし、natural bornを促進する様な形でやっていくべきだろうということ。

この説明が一番的を得ている。

1つ目は、ブログは「大きな名刺」だと説明していた渡辺さんの実感でもあり、ブログを書きためていると初対面の人とも、それを読みあっておくことで、いきなり本題に入れる、というのです。くどくど自己紹介することなく、これだけいろいろ書いていれば、どういう人で何を考え最近何に関心があるかよく理解できる。「すごく楽になっていく」というのはここに当たるわけです。確かに!ですね。


2つ目は、natural bornがちょっと分かりにくいんですが、多分、「生まれつきの」という言葉。言いたいのは、ブログで「楽になった」先には、同じような関心の人たちにもまれることで、そうした周りがどういう規模や存在で、その中で自分がどの程度の「位置・実力」なのかがあらかじめよく把握できるようになる、ということのようです。各自が「生来もつもの」が明確化される、ということですね。これも、けっこう実感できるんじゃないでしょうか。この効果があるから、そこでの転職やら出会いは存外にうまくいく、と書いています。


「ブログ学」のようなものが、コミュニケーションスキルの1つとして十分調査される対象として厚みが出てきたということですね。