メル友って、どうやら日本独特の現象らしい!?

quelo42006-02-09



Nikkeibp.jp 2006年2月9日夕刊によると、メル友が流行るのは、日本独特の現象らしいんですね。「日本だけで“メル友”が蔓延している理由とは」

私はIT社会を象徴する最たるものはケータイだと考えています。ケータイは一般的には、“コミュニケーション・ツール”だと認識されていますが、私は既に、日本においてはコミュニケーションのためのツールではないととらえています。今や日本人にとってケータイは“自我の一部”になってしまっているのです。


日本では、四六時中、ケータイを使ってメールのやり取りをしている光景を至る所で目にしますが、欧米ではそういったことはありません。なぜ日本ではそういった現象が起こっているのか? 理由は簡単です。我々、特にビジネスパーソンがモデルにし、目指してきた欧米のIT社会における個人のあり方と、日本人の個人のあり方が根本的に全く異なるからです。つまり、西洋の近代主義が確立した“個人”というものが日本にはないのです。


日本における個人とは、“周囲との人間関係も包含したもの”です。一方、欧米の場合、『私は私、あなたはあなた』といったように、個人同士の間にある垣根がしっかりとしていて、その個人と個人の間にあるものが“付き合い”であり、その付き合いを円滑にするためのツールとして、ケータイやEメールを使っているのです。

と、京都大学霊長類研究所の正高信男教授は解説しています。個人のありようが携帯の使われ方にも影響しているのだそうで。韓国なんかとはどう違うのかな?