Googleのログ利用と中国の検閲話

quelo42006-02-11



nikkeibp.jp(2006/1/18)立花隆「メディアソシオーポリティックス」第64回「ライブドア粉飾決済事件でITバブルは弾けたのか」

 前にニッポン放送乗っ取り事件のときに書いた(第9回 巨額の資金を動かしたライブドア堀江社長の「金脈と人脈」)ことだが、ライブドアには、昔から、変なウワサがつきまとっていた。あまりまともとはいえないことに手を出す、ヤミ金融の世界の人間と怪しげなつながりを持っているなどのウワサが、ずっと流れていた。

という具合に、この記事には、ホリエモンの事件についても書いてあるものの、主に、検索会社、Googleがどのようなビジネスモデルで儲けているのかが書いてあります。主張は、「ザ・サーチ グーグルが世界を変えた」(日経BP社)を中心に展開されます。つまり、

グーグルは、グーグルを利用する人々の検索行動をすべてデータとして残し、そのデータの解析から得られるあらゆる情報をそのデータが欲しい人に売るというユニークな情報産業として生きているのだ。
もちろん、個人情報そのものを売ることは個人情報保護法上禁止されているからできないが、グーグルに残るデータを解析することで得られる、二次情報、三次情報などの加工データは売ることができるし、実は情報としての商品価値も高い。

というのが、Google のビジネスモデルなわけですね。要は、マーケティングのD社やH社がやっているようなことが、検索エンジンを通じてもっと大々的に、広範囲にわたって把握され、それが商品となるということ、のようです。この検索を支えるハードとソフト、それをプログラムする大量の数学博士たち。無敵のGoogle です。