ダークサイド・オブ・ホリエモン＆文春＋ポスト

【 nikkeibp.jp 今日の1本 】から立花隆●小泉政権揺さぶるBLT問題、防衛庁・ライブドア・天皇制（2006／2／13）

　つい1週間前、日本外国特派員協会（外人記者クラブ）に呼ばれて、日本の政治の近未来について語ってきたので、そのとき述べたことを簡単にここに要約しておこう。
　それは一言でいうと、日本の政治の潮流が、いま大きく変化しつつあるということだ。どういうことかというと、つい最近まで、小泉首相の意志がすべてであった日本の政治が、必ずしも小泉首相の意志通りには動かなくなったということである。

というわけで、日経＋立花隆、けっこうえぐってます。
小泉政権が上の3点で揺らいでいると、立花隆が書かれています。「田中金脈」をあぶり出したとおり、内部者だけが知っている裏事情を公開情報で突き止め公開していく立花氏らしく、事件の裏を見よう見ようとします。とくにホリエモンについて。この件、単なるライブドアの話に終わらず、裏社会からの金の流れともっと大物が出てくると踏んでいます。その中で、沖縄で自殺したとされる元社長も殺されたらしい、という話。そのソースは「文春」と「ポスト」ですね。

私、サラリーマン時代から「ポスト」はファンです。「文春」はこれだけ書かれりゃあ誰だって怒るよなぁ、というように、けっこうめちゃくちゃにめちゃくちゃなこと書いてますが、「ポスト」はありとあらゆるテーマについて、それなりに面白おかしくえぐっていていい。斎藤美奈子『実録 男性誌探訪』によると「セクハラ糾弾記事を、ヘアヌードで挟む」というポリシーはない、というポリシー。なかなか読ませます。
この「文春」「ポスト」情報により、新聞に出ないライブドア情報をぽんぽん書く。しかも立花隆が認める範囲のこの先の展開を十分期待させるような。ほんとにこれが裏社会に通じているなら、記者もけっこうヤバイ橋渡ってると思われ、頑張ってますよね。訴えられても耐えられるだけ取材してるでしょうし。