今さらフローチャート?!でも、へぇ〜です。

quelo42006-08-02



「最小限の道具を完璧に使いこなす」と、何とも魅力的な言葉が書かれている。今日のITPro記者の眼「フローチャートの力を思い出そう」からです。スターロジックの羽生章洋社長が講演した「仕事で必要なことはフローチャートで学んだ」というセッションから(資料はこちら)、フローチャートは、いろんなことをプランするときに結構使える、正確には、これなしには整理してロジカルに考えられない、というような話です。

 就職していきなりやらされたのが「朝,起きてから会社に来るまでのことをフローチャートに描け」という問題。最初は当然,雑なものしか描けなかった。まず「雨の日はどうするんだ」と突っ込まれ,その後も,こういうときはどうだ,ああいう場合はどうだ,と「3日間やられて泣きそうになった」(羽生氏)。同様に自動販売機の動作をフローチャートで表現するという練習にも取り組んだ。
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 2ヵ月足らずの訓練だったが,羽生氏は「教育の手順があったことが大きかった」と語る。それ以降,同氏はどんな短いプログラムでも必ずフローチャートを描いてきた。描いたフローチャート1万枚以上。「基礎があったからこそ,17年間でここまで来れた」と振り返る。「基礎を守ることには意味がある」(同氏)のである。

コンピュータを学校でやった皆さんは共感できる部分多々のはず。そうでなくても、フローチャートにふれる機会があれば、上のような整理の仕方は身につく(かな?)。


もう1つこのコラムの面白いのは、記者の大森敏行(=日経ソフトウエア)さんが、この記事を書き損なったこと。取材に行って興味あったものの、「今さらフローチャートか?」と思って記事にしなかったこと。そういうこと、ありまする。で、復活させるために、こうしたコラムを利用すること、それもありまする。大変共感する記事でした。