悩み相談まで、あと一歩・・・

　googleなんかの検索窓に、検索語だけじゃなくて、●●したい！と入れる人が、だんだん増えてるようなんです。（「検索エンジン窓にお願いする人たち、2008/08/20 03:42、snafkin7 」）

いわゆる「欲求キーワード」で、仕事で検索キーワードの傾向を見ていても「〜したい」「〜たい」というようなものが少数ではあるが存在する。これを人々の検索リテラシーが高まったと捉えるのか、そこまで孤立してしまった時代になったと捉えるのか、冗談と捉えるのか、判断しかねますが、少し前までは考えられないキーワードが打ち込まれていたりします。

わかりやすい例として、「痩せたい」というキーワード。

「痩せたい」というキーワードは、「ダイエット」に比べて明らかに検索数の少ないワードですが、「痩せたい」の周辺ワードを見ていると、事情や熱意まで見えて興味深かったりします。

「本気＋痩せたい」「絶対痩せたい」「痩せたい＋太もも」「どうしても痩せたい」「とにかく痩せたい」「もっと痩せたい」「早く痩せたい」など、本気、絶対、どうしても、とにかく、など、フツーではちょっと想像できないワードが打ち込まれていたりします。

また、「痩せたい＋　食べたい」「食べたい＋痩せたい」など揺れる気持ちがそのまま打ち込まれていて、これらは楽天市場などの売れ筋ランキングと対応していたりします(笑)ダイエット食品の次にスイーツがきて、その次にダイエット用具がきて、その次にスイーツがきて、その次にダイエット商品がきて、その次にグルメ商品がくるというような…

　マーケティングの一環として検索語を調べている人だと思うのですが、検索窓に悩みを書き込んでいく人がだんだん増えてるようで。他にも、「素直になれない＋別れたくない」「やっぱり別れたくない」「別れたくない＋説得」「別れたくないのに」「彼氏＋別れたいけど＋別れたくない」「別れたいか別れたくないか解らない」「恋愛問題＋連絡こない＋彼＋真意＋別れたくない＋言う＋何」、なんて検索語も入ってくるのだそうです。

　もうちょっとしたら、「辞めたい」「きつい」「過労」「アホ上司」なんて職場の悩みもgoogleに解決してもらえるでしょうか？　でもなんか、私の世代としては、帰りに居酒屋でクダまいてる方が、人間的な感じがするなあ。