メディア

日経新聞の電子化という話

日経新聞が電子版を出すことがニュースになりましたが、その評価として、ネガティブなものもありますが、このあたりかな、と思われるようなエントリーがあります。(c|net「日経電子新聞は“失敗の成功”かも」nuwande) 仕組みそのもの ただ、価格を除いてサ…

いよいよ、インターネット広告は第2位に

電通発表の資料で、2009年の広告費で、ついにインターネットは2位だそうです。(「ネット広告費が新聞を抜く--電通「2009年日本の広告費」を発表」c|net) <表の拡大はこちらから> ネットに抜かれて3位に落ちたのは・・・新聞。1位は依然テレビ。 さすがに…

いやぁ、威勢がいいなぁ…カキン!カキン!

新聞、特に米国での新聞の経営悪化や身売りが続く中、課金システムに向けて全力疾走している人たちがいるのは、何だか心強いような気がします。(「米新聞・雑誌のネット版、課金に向けて舵を切る、WSJ元発行人らが課金代行会社「ジャーナリズム・オンライン…

紙上コンテンツをネットに載せたときのプライシング問題

iPhoneのシステムが3.0になったおかけで、アプリごとの課金が可能になり、iPhone上で読書できるようになる可能性が宣伝されていましたが、実状は、ほぼ動いてないようです。(「出版もガラパゴス化?」 2009/07/24 14:29、hisaki ) iPhone OSが3.0でアプリ…

オーマイニュースもやばいんじゃん!!

ネット市民メディアの雄、韓国のオーマイニュースも過去3年赤字だとか。(「韓国オーマイニュース、経営難 新しいビジネスモデルを模索」BusinessWeek) 結局、不安定、未成熟なネット広告収入に大きく依存していては、安定経営からはほど遠いということ。…

リクルートはタウン誌をスィープしてたわけね

リクルートがやっているホットペッパーや週刊住宅情報、R25といったフリーぺーバーをうちの新聞も参考にして、広告収入でやっていけないものか、と考えていましたが、リクルートの広告営業力は、同じような広告に頼っていたそこら辺のタウン誌をなぎ倒し…

電子雑誌販売 on iPhone

これって、行けるんじゃない?!(「電通など、iPhone向け電子雑誌販売サービスを開始--講談社など23社が参加」c|net 2009/07/08) iPhone のいいところは、iTunes を使って、100円でもクレジット決済できるところなんだなぁ。この電通のソフト、公開されな…

ネット新聞の資金回収モデル、という闘争

朝日新聞が、c|netを買ったらしく、それに関する論議がかまびすしく論じられています。 (「朝日新聞が変わるか、CNET Japanが変わるか、ブログについて考える。」2009/07/02 21:55、mugendai) これから始まる新聞とブログの関係 だが、現在、新聞は曲がり…

頭の柔らかい70代

評論家の田原総一朗さんの話です。(田原総一朗の政財界「ここだけの話」2009年7月3日「子どもとの交流で感じた政治家とのギャップ」) 豊かさへのプロセスを知らない子どもたち だが彼らのディスカッションを聞きながら、「私は出す宿題を間違えたなあ」と…

iPhoneで、ついに弊紙も記事の切り売りができる!?!?

iPhone の OSが3.0になりました。そこで、いろんな改良点がある中で、アプリの販売方法が多様になっていることが話題になっています。これまでは、App Storeで買うソフトは、1回の買い切りだったのですが、これからは毎月○円、というような課金方法も可能な…

冤罪とメディアの責任について

足利事件について、新聞社や関係者が検証記事を出しているようです。(「足利事件のDNA鑑定で考える 技術導入で「してはならないこと」NikkeiBP、2009年6月17日」) DNA鑑定は絶対の思いこみの背後にあるもの 正直なところ足利事件にふれるのはつらい。なに…

新聞、ますます苦しく

新聞が経営的に、ますます苦境に立たされているという話。(新聞 有料配信の将来性 日米で新たな収益源模索、FujiSankei Business i.2009/06/15 11:07 )(図版はフジサンケイビジネス) “起死回生”を目指す各社が力を注ぐのは、有料の記事配信が簡単な携帯…

『諸君』の在り方

諸君を創刊した、文藝春秋社長だった池島信平の本当の思いが、解説されています。 (「自由にものを考え、納得できているか、論壇誌の休刊が示す『わたし』の喪失」武田 徹) 要は、右も左も「教条的に硬直化していれば」、「自由にものを考える」スペースを…

どうやら米新聞はつぶれる前提のようです

一時期、アメリカの新聞業界はどう生き残るか、が盛んに論じられてきましたが、もはや、つぶれるという前提で話が始まる時期に入ったようです。(「新聞の没落、易きに流れる世界--コンテンツ価値の「ゼロ」化を防げ」森祐治、c|net) ・・・↑すでに破産法1…

聞きにくいことを上手く聞いて書く人(!)

片瀬 京子「女々しい男でいこう!」という連載、なかなか楽しく読めます。(最新号、2009年2月26日「認めてほしい」と、いってほしい) 「ねえ、なんでオバチャンたちは、俺が『女の気持ちをわかっていない』って決めつけるんだと思う?」 うーん、そうです…

毎日.jpから、広告がなくなっている!?

ちょっと古い話ですが、大手でも、ネットを甘く見て、いい加減な記事を載せているとひどい目に遭う、という現実的怖い話です。「『毎日jp』が自社広告だらけに、ネット上に深いつめ跡残る」(小林 直樹=日経ネットマーケティング)2008/07/08 毎日新聞社は…

記者の“当事者性”と“やり逃げ”

記事を書いていて、毎週毎週その場しのぎのやり逃げ状態が、どうにも腑に落ちず、でもそこに留まっていては仕事にならないので、どんどんやり過ごしていることへの疑問が、通奏低音なのですが、そこにとてもよく響く記事がこちら→「同じ空間を共有できていた…

やっぱり、記者コラム(ブログ)を書きたい・・・

記者ブログを書きたいとつねづね思ってるんですね、本紙サイト上に。記事に各部分というのは、取材の70%の時もあれば、ひどいときは20%くらいの時もままあって、こぼれ話には過ぎないんだけど、けっこう行けてる話も、残ってんですよねぇ。記者コラム…

天才系、養老先生の新聞の将来的見立て

唯脳論の養老先生のご託宣。新聞の将来がないと思うやつがやってるから、将来がなくなるんだ、という話。(「私が中国には行かない理由 ムシが採れない文明、新聞が衰退するわけ」2008年4月16日 水曜日 養老 孟司)=写真 日本のメディアは、ボケもいいとこ…

ネタふりの妙

記事ネタを探していて、現場ですごくうまくいっている事例を紹介して、他の場所でも参考になれば、という動機づけが一番よくあるパターンなんですが、実際にやってみると、あまりにもうまくいっていて、返って絶望とまで言わないまでも、あきらめや愚痴、嫉…

ケーブルテレビとネットの組み合わせ

こういうことが、ライブドアの堀江貴文さんのときに何度も言われましたが、アメリカの独立系メディアで、もうすでに進化している形が存在するんですね。ゴア前副大統領がやっているカレントTVというのがそれです(「ゴアは既存メディアに風穴を開けるか」シ…

“番組モニター”という、真剣な形

前々から、弊紙でもモニターを置きたいと希望しているのですが、なかなかボスがOKしません。以下の、J-Waveのモニターのやり方(J−WAVE PRESS、2007-11-19より)、とっても参考になります。やっぱ、金かけて、真剣に、楽しく、モニターやってもら…

朝日と読売と日経が提携する日・・・

ちょっとびっくりでした。朝日新聞、読売新聞、日経新聞が共同のニュースサイトを設立するために、提携する、のだそうです。(「朝日・日経・読売が提携 『ネット活用で紙の新聞を維持』」ITMedia 2007年10月01日 18時21分) 朝日新聞社、日本経済新聞社、読…

マスコミのきれい事と自ら振り返らない傲慢

ではないかと。ちょっとキレ気味でしょうか・・・。受験に追われる子どもの環境を見ていると、きれい事を言ってすんでしまわせている新聞各紙に腹が立ちます。何が問題かというと、「大阪学芸系列でも水増し 合格186人分、実は7人」朝日新聞2007年07月25…

記者にだまされた怒りと、そこから立ち直る偉い人!

これ、年取って記者になって、あっちから、こっちから、ああじゃぁこうじゃぁ言われて嫌になっている私にとって、なるほど!の話です。 京都市立堀川高校校長、荒瀬克己さんのコラム『浮雲校長、アラセが行く!』から、「まっすぐに見ているか、まっすぐに聞…

明治〜平成の何でも検索<すごい!!>

読売新聞が明治からのすべての記事検索ができるデータベースをつくっている、という話を、立花隆さんが紹介しています。立花隆:明治の「バラバラ事件」もヒット、読売新聞の記事DBを体感」日経BP、2007年1月30日 いま読売新聞で、創刊125周年記念事業の一環…

インタビューを受けた方が!!訴えられる<怖い>話

オリコンが、自分たちに都合の悪い答えをインタビューでしたジャーナリスト個人を訴えた話がニュースになっています。(IT Pro2006年12月20日、横山哲也「都合の悪い記事を書いたジャーナリストを潰すには…オリコンの訴訟からIT業界を考える」) 記事の流れ…

WSJが変わるそうです!

「何が起きたか」ではなく「それをどう解釈するか」が主体の記事構成に変更、いままで5割の独自記事を8割に増やし、マーケット情報など速報記事はネットに回す。そちらは全部無料。紙面も一回り小さい版形にする。1月からこれらの変更がなされるのだそうです…

「若者の活字離れ」なんて言っている人、反省しましょう!

もうテレビも見なくなってます。若者にニュースを届けたければ、ちゃんと資料を読みながら、よ〜く考えよぉ!(中島聡「『若者のテレビ離れ』に関する一考察」October 20, 2006 01:34 AM)資料1.国民性格時間調査報告書 資料2.日中若者のメディア接触実…