2004-01-01から1年間の記事一覧

『キリスト教を問いなおす』を問い直す

問いなおす、というのは大げさですが、土井健司の『キリスト教を問いなおす』という本について、同世代の研究者ということで、わたしも読んでみようと思って、読み終えたところです。玉川大の先生でキリスト教学を、おそらくほとんどが信者でない学生たちに…

企業ブログの周辺

企業ブログについて調べることになり、せっかく調べたので、以下にその結果、ご紹介したいと思います。 ■まず、ブログの可能性を意識した諸記事 マイクロソフトのiPod論争に見るBlogと企業の関係(2004.02.02)、これは村山尚武さんのc|netでのエントリーで…

法務省を囲む人間の輪!

昨日13日の夕方、法務省を難民やオーバーステイの人たち、その支援者たちで取り囲むというデモンストレーションがあって、700人あまりの人が集まり、法務省(霞ヶ関の中でもかなり大きな庁舎ですが)のワンブロックをぐるっと一回り、人の輪で「包囲」しまし…

いまの時代、論理と感性と対話と

もう一つ、朝日のコラムから。先週は早く帰った・・・これは書きましたね。もう一つ、朝日の土曜の夕刊に「文化・芸能」というコラムがあって、ここに書いてある文章、この人誰だろう?と思うほどなかなか秀逸です。何としても、朝日は夕刊のコラムをサイト…

新聞のオピニオンの欄

先週は比較的毎日早く家に帰ったからでしょうか、夕刊をよく読みました。私の好きな三谷幸喜のコラム(毎水曜日、新撰組の話題が続いています)はさておくとして、火曜日10月5日号の朝日夕刊に、丸谷才一が「新聞と読者」というコラム(コラムタイトルは「袖…

大学生の学力低下

大学の関係者が集まると必ず出る話題として、「最近うちの学生に・・・の話をしたらまったく分からなくて・・・」といった、大学教員たちの「今時の若いモンは・・・」的嘆き節は、確かによく聞く話です。 ところが、先週の朝日の夕刊で(10月6日号、ほんと…

ウェブサイトで嫌いな10点

Marketing Profs.comというのがあります。マーケティングするプロフェッショナルと、プロフェッサーが集うサイトです。結構、頭に刺激があります。この最新号のニュースレターで、Ten Things I Hate in a Web Site(ウェブサイトで私が嫌いな10点)by Jason …

スティーブ・ジョブスのインタビュー記事

梅田望夫さんのブロッグに、Steve Jobsにイノベーションを聞くが出ています。私もMacユーザーの一人で、ジョブス(アップルの創業者の一人、現在のCEOかな)は私にとって大変魅力的な人物です。 短いインタビューですが、「Appleの本質はイノベーションへの…

教会よ、さようなら!

スペイン語の記事ですが、Inter Press Serviceに、RELIGION-AMERICA LATINA: Adios al catolicismoというメキシコからの記事が出ました。タイトルは、カトリック教会よ、さようなら!です。結構きつい記事です。 比喩的な記事ではなく、文字通り過去15年間に…

読売信条

面白いものを見つけました。読売信条・・・読売記者のあるべき姿を示しています、というところに、ジャーナリズムとしての姿勢が書いてあります。おそらく、朝日新聞の人も、こうしているだろうと思われます。 この信条に基づく諸「行動規範」の5番に、 取材…

一応、両方の意見を聞き・・・

以下、今日の日経ITProの記事です。 ◆JALがANAを特許侵害で提訴,100億円の賠償求める ――予約システムを巡って対立、運用停止も要求 ビジネスモデル特許を盾に巨額の賠償金を求める裁判が始まろうとしている。日本 航空はライバルの全日空グループに、100億…

博多にて・・・

月火と学会で博多に行きました。 福岡はふるさとですが、ずっと北九州なので博多のことはほとんど分からず、バスに乗るのも大変!です。 ちなみに写真は博多の飲み屋で。ちょっと九州らしくないですか?中央、白波の瓶には“博多車掌区”とあります!

ネットの中に生きている

水曜日に、一コマだけ非常勤で教えている専門学校の学期レポートの評価があったり、20日に福岡である学会の準備があったりして、ばたばたしているのであまりニュースを読んでいません。唯一気になったニュースは、アマゾンがサーチサイト「A9」を始めたとい…

薬を飲ませて強制送還・・・

昨日、牛久にある入管の収容所に面会に行っているキリスト教団体のネットワークが、収容所への種々の改善申し入れをした話を聞く機会がありました。 キリスト教諸団体が、茨城県牛久の東日本入国管理センターに収容されている強制送還令を受けた外国人を訪問…

浜松・静岡出張中

この週末は、浜松と静岡で出張です。 うちの子どもが静岡ならお茶というので、とりあえず茶畑の写真、アップしときます。 (あの茶畑によく見る、上からぶら下がっている扇風機ですが、おやじは“霜が降りないようについてるんだ”といい、息子は“虫除けらしい…

もうひとつ、日経から:動かないコンピュータ

今日のITProでは、谷島宣之=日経ビズテック編集委員のコラム、「『見えないもの』と格闘する方法」という記事は面白いですよ。 この谷島氏は「動かないコンピュータ」(こんなに前の記事もただで読めるように残している日経はエライ!)というシリーズを「…

自己改善できる組織

日経がやっているサイトで、ITProというものがあります。ITアマチュアではありますが、最新のIT関連情報が手に入り楽しいサイトです。また、日経コンピュータ、日経コミュニケーション、日経Windowsプロ、・・・といった日経のコンピュータ関連の各雑誌を横…

袴田事件、再審棄却の日

元プロボクサーの袴田厳さんが38年前、静岡で、元の雇い主だった味噌の会社の専務一家4人を殺害した容疑で死刑確定囚となっているものです。再審請求が10年前に静岡地裁で棄却され、今日東京高裁でも、さらに棄却されました。弁護団は最高裁への特別抗告を考…

沢木耕太郎の「マラソン金」と村上龍の「マラソン金」

また、村上龍のJMMについてですが、8月24日号で(やはり今日25日だけ読めます)村上龍編集長自身が、沢木耕太郎の朝日朝刊8月24日号にあったコラムについて、批評しています。(沢木耕太郎のコラムはWeb上では読むことができないようです、著作権の影響でし…

宮台真司のお話

さて、思い出したのですが、先週の木曜、新宗教連盟加盟教団やキリスト教諸派などが参加した、討論集会「いま平和を求めて−いのちと教育を問い直す」(主催・討論集会「いま平和を求めて」実行委員会)という集まりがありました。連続した第2回のようで、今…

中国でのアジアカップを見ていて(思いの外長くなりました)

わたしも子どものころからサッカーを見ていた一人ですが、中国でのアジアカップ、皆さんどう見ているでしょうね? 村上龍がやっているメールマガジンで、香港在住、フリーランスライターのふるまいよしこさんが、大陸の風‐現地メディアに見る中国社会』を書…

いい想い出・・・

わたしの尊敬するある神父は、「教会でいい想い出を作ってあげないといけない」とよく話します。なんだか忙しい教会では、教会に行くと用事ばかりを頼まれて、さらにすり減っていくように感じることがあります。 教会に来る人はみんな、司祭、シスターを含め…

倒産する会社はわかる!?

最近、斎藤美奈子の『男性誌探訪』を楽しく読んでいますが、男性がよく読む雑誌にもさまざまバラエティがあり、で、何の雑誌を好んで読むかで、結構その人の趣味だけでなく、世界観やら人生観まで見透けてしまう感、ありです。(「日経おとなのOFF」って失楽…

駄目なことは駄目

臨床心理の近藤卓氏は親からの無条件の愛があるから、無条件の禁止がある、と説きます。これは、無条件に選ぶことなしに誕生があり、選択の余地なくすべての人が死を迎えるからだ、と言います。無条件の禁止、とはたとえば、人を殺してはいけない、とか、そ…

右も左も(長文になってしまいました)

わたしは70年安保の時はまだ小学校に入ったばかりくらいですので、世の中、そう白か黒かで割り切れない、というところで生きていたような気がします。ポストモダンの世代でもあると思うんですね。世の中多様化していて、そう簡単に何が正しくて何が間違って…

今日の朝日の夕刊

脳性麻痺の作家、松兼功さんの『この子がいる、しあわせ わが子の障害を抱きしめて』という本に出てくる、障害者をもつ、4人のお母さんたちのことがかかれていました。「窓 論説委員室から」という2面のコラムに載っています。(インターネットでは見られな…

これ何て名前でしょ?

ご存じですか? スペイン語でトリプティコ、英語でトリプティックといって、辞書によると日本語でもそう呼ぶことがあるようです。要は、3対になって、2枚の絵が扉になっている聖画やレリーフで、持ち運んでお祈りに使うようなものです。図柄はイエス、マリア…

“いのち”について

いのちをはぐくむという教育に関する文書を書くことになり、教育関係+生命倫理つながりの書籍を読みました。東海大の近藤卓の研究はなかなかおもしろかったと思います。全体的に、学校教育での“いのち問題”は総合学習も始まったせいでしょうか、実践の蓄積…

ネット世代とPC世代ということば

またまた、梅田望夫さんのblogで、「インターネット世代論・再び」というテーマが語られています。先日の「電車男」について、40代の私にとっては、“別の”世界のこととしてまったくもって興味深いのです。 この中で、Programmer'sEyeの「インターネットを生…

「宗教情報学」と電車男

変なタイトルでしょ。 前は再来週末にある「宗教と社会」学会で、宗教関係のIT利用などを研究している小グループが提案している“この”領域の呼称の一例。 電車男を知っている人はエライ! 2チャンネルで展開した一つのストーリーのようです。僕もまだ読んで…